0から始めるgcloud CLI(導入編) - macOSでGoogle Cloud開発を始めるなら必須!

2024/09/01 22:36

macOSでGoogle Cloud開発を始めると、「gcloud」から始まるコマンドを見かけるようになると思います。
「自分のパソコンでコマンドをコピペしても動かない、、」「gcloudから始まるコマンド、どうやったら使えるようになるの?」と悩んでいる方も多いと思うので、公式のインストール手順にならって簡単に解説をしていこうと思います!

もし「Homebrew」でインストールをしたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。

「gcloud CLI」って何?

「gcloud CLI」はなんでしょう?

「gcloud CLI」は、「Google Cloud」のリソースをコマンドラインから作成、管理するためのツールです。
コンソール画面で操作しないで、コマンド・スクリプト・自動化ツールを使って、様々なことを簡単に効率的に実行できるようになります。

最初はコンソール画面での操作の方がわかりやすいかもしれないですが、慣れてきたタイミングで徐々に「gcloud CLI」に移行するのがおすすめです!

「gcloud CLI」をインストールする

すでにインストールされていないか確認する

インストールは数分で終わります!

一応、「gcloud CLI」がすでにインストールされていないか確認をしてみましょう。

ターミナルにこちらのコマンドを入力してみてください。

gcloud -v

zsh: command not found: gcloud と表示されれば、ちゃんとインストールされていません!

「gcloud -v」失敗

インストールする

gcloud CLIの公式サイトにアクセスをして、自分のMacにあったパッケージをクリックしてインストールしてください。

gcloud CLIの公式サイト

自分のMacのハードウェア名を確認するには、画像にもありますが下のコマンドを実行してください!

uname -m

自分のMacは「arm64」なので、上から2つ目のプラットフォームでした!

「uname -m」実行結果

ダウンロードしたファイルをホームディレクトリに移動します。

もしホームディレクトリの場所がわからないときは、下のコマンドを入力してください。

# ホームディレクトリに移動するコマンド
cd

# Finderで今のディレクトリを開くコマンド
open .

ホームディレクトリを開く

そしたら、こんな感じのFinderが開くと思います。
(人によってディレクトリの中身は違います)

ホームディレクトリ

ホームディレクトリに移動した後、ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてください。
Macが解凍してディレクトリを開いてくれます。

ホームディレクトリ

gcloud CLIの公式サイトに戻って、パッケージの下にあるコマンドをコピーしてください。

gcloud CLIの公式サイト

サイトを開くのが面倒な人向けに、コマンドはこちら!

./google-cloud-sdk/install.sh

ターミナルに戻って、コピーしたコマンドを貼り付けて実行します。

「gcloud」のインストール1

実行すると、Macが「エラーが起きた時のGoogleにエラーレポート送信するけどいい?あとでに送信しないように変更もできるけど、、」って言ってくるので、「y」か「N」を入力します。
(仕事用とかでなければ、「y」で協力してあげてください。)

「gcloud」のインストール2

今度は、Macが「コマンドの補完が効くようにできるけどどうする?」って言ってくるので、「Y」か「n」を入力します。
ある方が便利なので「Y」にしておきましょう。

「gcloud」のインストール3

次に、「環境変数の変更をしますが、このファイルを変更してもいいですか?」と聞いてくるので、何も入力せずにエンターを押します。

「gcloud」のインストール4

Pythonをインストールしていないとき、Macが「Python 3.11インストールしようか?」って言ってくるので、「Y」か「n」を入力します。
Python 3.11がインストールされていないとgcloud CLIは動かないので、ありがたく「Y」にしましょう。

Pythonのインストールには管理者権限が必要なので、素直にパスワードを入力をしてエンターを押してあげます。
(パスワードが覗かれないように入力した文字は表示されません。もし合っているか不安だったら、メモに入力をしてコピペでも大丈夫です。)

「gcloud」のインストール5

これで「gcloud CLI」のインストールは終了です! お疲れ様でした!

「gcloud」のインストール6

ちゃんとインストールできたか確認する

「gcloud CLI」が本当にインストールできたか確認をしましょう!
最初に「gcloud CLI」がインストールされていないか確認する際に実行したコマンドをもう一度実行してみます。

gcloud -v

実は、インストールをしたタブでは動かないことがあります
新しいタブかウィンドウでターミナルを開けば動きます!

「gcloud -v」失敗2

新しいウィンドウで実行してみると、、、

無事成功しました!!
バージョンついて表示されていればインストール成功です!

「gcloud -v」成功

まとめ

「gcloud CLI」のインストール、お疲れ様でした!
今回のインストールは少しやることが多くて大変でしたね、、

他にも、Web開発やAI開発などの環境構築についてまとめていきます。
よかったら他の記事も読んでください〜