0から始めるgcloud CLI(削除編) - 不要になった時、安全に消す方法!

2024/09/02 13:32

頑張ってインストールした「gcloud CLI」ですが、「Homebrew」でインストールをし直したいと思うことがあるかもしれないです。そんな時、過去の「gcloud CLI」を削除しないと干渉してしまって上手く動かないことがあります。

そこで今回は、「gcloud CLI」を安全に削除する方法を解説していこうと思います!

それでは行きましょう!

インストールされているか確認する

前提として、「gcloud CLI」がインストールされているのが必須です!
インストールされていなければ、削除する必要もないです!

「gcloud CLI」がインストールされているか確認してみましょう。

gcloud -v

バージョンついて表示されていれば、ちゃんとインストールされています!
(バージョンは、インストールしたタイミングで違っています。)

「gcloud -v」成功

どうやってインストールしたか確認する

「gcloud CLI」をインストールした方法によって削除方法は変わってきます。
ターミナルにこちらのコマンドを入力してみてください。

which gcloud

「公式サイト」からインストールした場合、 /Users/**/google-cloud-sdk/bin/gcloud と表示されます。
(下の記事でインストールをした場合です)

「which gcloud」公式サイトからインストール

「Homebrew」でインストールした場合、 /opt/homebrew/bin/gcloud と表示されます。
(下の記事でインストールをした場合です)

「which gcloud」Homebrewでインストール

アンインストールする

「公式サイト」からインストールした場合

gcloud CLI公式のアンインストールにアクセスをして、インストールディレクトリと構成ディレクトリを見つけるコマンドをコピーしてください。

gcloud CLI公式のアンインストール1

サイトを開くのが面倒な人向けに、コマンドはこちら!

# インストールディレクトリを見つけるコマンド
gcloud info --format='value(installation.sdk_root)'

# 構成ディレクトリを見つけるコマンド
gcloud info --format='value(config.paths.global_config_dir)'

ターミナルに戻って、コピーしたコマンドを貼り付けて実行します。

gcloud CLI公式のアンインストール2

次に、見つけたディレクトリを削除します。
使うコマンドは rm -r です。
(基本的なコマンドの解説は、別の記事で行います!)

rm -r {{ DIRECTORY_NAME }}

# DIRECTORY_NAME: ディレクトリ名

# 例
rm -r /Users/nancy/google-cloud-sdk
rm -r /Users/nancy/.config/gcloud

それぞれのディレクトリを削除します。

gcloud CLI公式のアンインストール3

次に、 .zshrc ファイルなどに記載された環境変数の設定を削除します。
VSCodeやVimなどでファイルを開きます。
(Vimの基本的な使い方は別の記事で解説します!)

人によっては、下のコマンドで開くことができます。

# VSCodeで開く場合
code ~/.zshrc

# Vimで開く場合
vi ~/.zshrc

ファイルを開いたら、「gcloud CLI」に関する部分を削除します。
下の画像の色がついている部分です。

gcloud CLI公式のアンインストール4

最後にキャッシュを削除します。
gcloud CLI公式のアンインストールに戻って、下にあるキャッシュ削除のコマンドをコピーします。

gcloud CLI公式のアンインストール5

サイトを開くのが面倒な人向けに、コマンドはこちら!

find ~/Library/Caches/ -type d -name "google-cloud-sdk" | xargs rm -r

ターミナルに戻って、コピーしたコマンドを貼り付けて実行します。
いくつかファイルが削除されるので、これで完了です!

gcloud CLI公式のアンインストール6

「Homebrew」でインストールした場合

brew コマンドで削除することができます!

brew uninstall --cask google-cloud-sdk

ターミナルにコマンドを貼り付けて実行します。

「Homebrew」でのアンインストール1

実行すると、Macが「Macのパスワードしてくれ!」って言ってくるので、入力をしてエンターを押します。 (パスワードが覗かれないように入力した文字は表示されません。もし合っているか不安だったら、メモに入力をしてコピペでも大丈夫です。)

「Homebrew」でのアンインストール2

Macがアンインストール完了したら終わりです!

「Homebrew」でのアンインストール3

ちゃんとアンインストールできたか確認する

最初に「gcloud CLI」がインストールされていないか確認する際に実行したコマンドをもう一度実行してみましょう!

zsh: command not found: gcloud と表示されれば、ちゃんとアンインストールされています!

「gcloud -v」失敗

まとめ

「gcloud CLI」のアンインストールお疲れ様でした!
アンインストールもちょっとステップが増えていますが、すぐにできましたね!

他にも、Web開発やAI開発などの環境構築についてまとめていきます。
よかったら他の記事も読んでください〜